徳山医師会について

会長あいさつ

徳山医師会長 津永長門 徳山医師会長の津永 長門です。

 平素は、徳山医師会に多大なご支援を賜り厚くお礼申し上げます。

 6月9日に開催いたしました山口県医学会総会市民公開講座:幸田浩子ソプラノリサイタルには多くのご来場ありがとうございました。癒やされていただけましたでしょうか。

 さて、夏到来となりましたが、市民の皆様におかれましては、十分に熱中症の対策をしてください。こまめな水分補給はもちろんのこと、家の中での熱中症も多く、エアコンの積極的な使用を心がけてください。また、新型コロナ感染症や手足口病、RSウイルス感染症も流行しております。感染症対策には、「手洗い」や「マスクの着用を含む咳エチケット」が大事です。暑くなると食中毒も増えてきます。食中毒予防の三原則は、①つけない〜手と調理器具は清潔に、②増やさない〜食品は素早く調理・早めに食べる、③やっつける〜中まで加熱、冷蔵・冷凍で保存、を心がけてください。

 ところで、マイナ保険証はご利用いただいていますか。ほとんどの医療機関でマイナ保険証が使用できますので、ぜひご利用ください。従来の保険証は今年の12月2日から新規発行が停止されます。経過措置として、12月2日時点で有効な保険証は最長1年間使用することができます。また、マイナンバーカードを取得していない方や保険証と紐付けされていない方は、申請なしで資格確認証が交付されますので、ご安心ください。

 さて、徳山医師会は様々な事業を運営しておりますが、中核をなすのが、地域医療支援病院オープンシステム徳山医師会病院です。オープンシステムとは、あなたのかかりつけの先生が入院の必要があると判断すれば、自ら主治医となり、常勤医や大学病院などからのコンサルタント医師と協力し、継続した治療が受けられるシステムです。平成25年には病院本館を新築し、患者さんのアメニティの向上にも努めております。健診センターも、日帰りドック、宿泊ドックがあり、オプションも充実しております。リハビリテーション部門は、最新のロボットスーツHALを導入するなど、様々な疾患に対応出来ます。また、心臓病の患者さんの社会復帰を支援するために、心臓リハビリテーションも行っております。また、当院は、平成13年12月3日、全国で36番目、県下で2番目に地域医療支援病院を取得し、周南医療圏の医療の充実を図って参りました。4回目の医療機能評価受審に合格しており、病院としてのレベルアップを常に図っております。

 徳山看護専門学校は、昭和27年に准看護師養成所として開設され、何度かの変遷を経て、医療専門課程看護科(3年課程)として23年目を迎えました。体育館も整備し、非常時には避難施設としての役割を担っています。卒業生の8割以上が県内に就職しており、地域医療の充実に貢献しております。推薦制度、指定校制度、社会人入試、奨学金制度などがあり、お知り合いに看護の道を志す人がおられましたら、ご紹介いただければ幸いです。

 在宅支援事業としては、地域包括支援センター、居宅介護支援事業、訪問介護・訪問看護ステーションなどを運営し、安全・安楽で自立した在宅生活を支援しております。

 徳山医師会は、皆さまの健康と命を守ってまいります。何かお困りのことがあれば、遠慮なくお尋ねください。

令和6(2024)年7月

  • 徳山医師会長津永 長門